学校長あいさつ

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沖縄県立南部農林高等学校

校 長 中村 幸弘   

 

 

本校は昭和23年3月の学校設置認可を受け、同年10月1日に開校した今年で創立77周年を迎える農業系高等学校です。昭和37年~57年まで併設されていた定時制課程を併せるとこれまでに卒業生は1万6千名を数え、豊見城市の長堂の地で仲間と共に汗を流し、農業実習を通じて生きる力を身につけられた先輩方は、県内はもとより県外・国外において各界のスペシャリストとして御活躍されているのはご承知の通りです。 

本校は、南部地域の少子化問題等による他の県立高校との合併問題に揺れた時期を乗り越え、農業の単独校として平成22年に現在の食料生産科・生物資源科・食品加工科・環境創造科・生活デザイン科の5学科に改編し、地域に愛され地域から必要とされる学校であり続けようと全生徒・職員一丸となって取り組みを進めてまいりました。昨年度の進路決定率は90%を超え、今後も生徒一人ひとりの可能性を伸ばす個別最適な学びと協働的な学びを通して、将来の本県を支える人材の育成に力を入れていきます。そのために本校での教育活動全般を通して、以下に示す「目指す生徒像(グラディエーション・ポリシー)」の実現を図ります。 

 挨拶や正しい身なり・言葉づかい等「凡事徹底」ができる生徒 

 ②「農業」学習を通して、他者を思いやり協働することができる生徒 

 ③何事も最後までやり通し、あきらめない粘り強さがある生徒 

 ④進むべき進路について自ら判断し、決定できる行動力がある生徒  

  ※南農の「目指す生徒像」 

 「農業」は私たち人類が生きていくために欠かせない産業であり、大切にしなければならないものです。本校では、特色ある実験・実習や様々な行事等、「農業」教育全般をとおして「目指す生徒像」の育成に取り組みます。夏の暑い日差しの下での実習は大変きつく、苦しいときもあると思います。そんな時こそ支えてくれる教職員が本校にはたくさんいます。仲間と共に支え合い、皆が仲間を支える人材となれるよう「チーム南農」として共に成長していきましょう。 

  今年度もこの学校ホームページをとおして本校の魅力の発信に努めていきます。「誠実・博愛・明朗・勤労」の校訓の下、本校で行われる様々な取り組みがホームページをご覧いただいている皆さんに伝わることを願っています。併せて、平素より本校教育の推進に御理解・御支援いただいている保護者や同窓会、地域の皆さまにおかれましても、今年度も昨年度同様変わらぬ御協力をお願いいたします。