手作り培地にナゴラン移植実習
生物資源科
野生ランの1つであるナゴランは、用土(普通の土)では育てることができません。ランに必要な養分を入れた人工培地を以前実習で作成しました。今回は、自分たちで作成した培地に移植してみました。
移植は、クリーンベンチという無菌状態の空間で移植しないと空気中の雑菌にやられてしまいます。
①白衣を着用。
②しっかりとした手洗い。(肘まで)
③使用する器具類をアルコール殺菌してクリーンベンチ内に入れる。
④培地・ナゴラン容器をアルコール殺菌してクリーンベンチ内に入れる。
⑤ナゴランを取り出す。
⑥移植
※クリーンベンチに手を入れる時には、毎回アルコール殺菌して手を入れる。
クリーンベンチに入れる器具など全てきれいにアルコール殺菌しないと雑菌でナゴランを育てられません。器具類をしっかり殺菌しました。
今までフラスコ内で育ててきたナゴランが大きく成長したので移植したいナゴランをシャーレに移します。
新しい培地に丁寧にナゴランを移していきます。
移植を終えたナゴラン。種まきからこの大きさになるまで2~3年かかりました。大きく成長するのをこれから観察していきます。